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みんなの銀行、24時間スマホで即時口座開設 オンライン本人確認の仕組み構築
(画像: みんなの銀行の発表資料より)[写真拡大]
国内初のデジタルバンクであるみんなの銀行は19日、新たにオンライン本人確認の仕組みを構築したと発表した。2021年5月下旬に予定しているサービス開始から、24時間365日、即時口座開設が可能になるという。
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従来の銀行では、押印した書類の郵送によるやりとりを経て、カードが手元に届いてから取引が可能になるという流れだった。一方みんなの銀行では、口座開設の際に、印鑑、郵送が不要。インターネット銀行では、書類の郵送を省いてアプリで口座開設し、その後キャッシュカードが届くという流れだったが、みんなの銀行ではカードレスで手続きが完了することから、即時の口座開設と取引開始が可能となる。
現金の入出金は、セブンイレブンなどに設置されているセブン銀行のスマホATMを導入。スマートフォンを利用して即時に口座開設が済むうえに、全国のセブン銀行ATMにてカードレスで取引が可能になる。
24時間365日に渡って即時の口座開設と、銀行の顧客すべてがカードレス取引を利用することになるのは、国内初の取り組みになるという。
みんなの銀行のカードレス取引では、全国のセブン銀行ATMで終日入出金が可能。ATMに表示されたQRコードをスマートフォンのアプリで読み取り、アプリに表示された企業番号をATMに入力することで、取引が可能となる。入金手数料は無料で、出金は1回当たり110円の手数料がかかる。
振込もスマートフォンアプリを通じて簡単にできる。QRコードを利用すればユーザー間で簡易振込機能も利用できるという。また、毎月一定の金額を送金できる機能もある。
みんなの銀行から先に発表されている「バーチャルデビットカード」も、同じスマートフォンアプリ利用できる。国内外のJCB加盟店でデビットカードとして利用可能。今後はモバイル決済にも対応予定としている。
Apple PayやGoogle Payと紐づけることで、スマートフォンひとつで買い物ができるようになることを目指しており、幅広い使い方のできるデジタルウォレットを目指すという。
みんなの銀行は、ふくおかフィナンシャルグループの子会社。2021年1月より銀行システムの稼働を開始。これまでの銀行で顧客が行っていた手続きのほとんどを、スマートフォンだけで行うことができる「デジタルバンク」を目指している。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)
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