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埼玉県蕨市のイトーヨーカドー錦町店跡、ビバモール蕨として2021年春オープンへ
「ビバモール蕨(仮称)」のオープンイメージ(三菱商事都市開発発表資料より)[写真拡大]
三菱商事都市開発は20日、埼玉県蕨市錦町のイトーヨーカドー錦町店跡を全面リニューアルし、「ビバモール蕨(仮称)」として2021年春、オープンすることを明らかにした。三菱商事都市開発は入居テナント名を公表していないが、核テナントとしてホームセンターのビバホームを迎えるもようだ。
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計画地はJR京浜東北線の蕨駅とJR埼京線の戸田駅のちょうど中間に当たる県道236号沿いで、敷地面積約3万4,600平方メートル。イトーヨーカドー錦町店の施設を全面改装し、大型ショッピングセンターとする。売り場面積は約2万3,000平方メートル。ホームセンター、スーパーマーケット、物販・飲食店、クリニックなど約50店の入居が見込まれている。
建物は4階建てで、屋上を駐車場として活用する。1階には医療モールを併設し、クリニックのテナント募集が始まっている。2階には家電販売店や書店、衣料品店、フードコートなどの入居を想定している。核テナントはホームセンターになるが、近隣の住民をターゲットとして日常の買い物をメインとするショッピングセンターを目指す。
周辺は1キロ圏内に約4万2,000人が暮らし、東京一極集中の影響で人口増加が続いている。今後もこの傾向が当分、続きそうなことから、三菱商事都市開発はイトーヨーカドー錦町店跡の施設内を一新、日常生活に必要なものをそろえた複合商業施設に生まれ変えることにした。
イトーヨーカドー錦町店は2003年、大日本インキ化学工業の蕨工場跡に開店。イトーヨーカドー直営の約1万4,000平方メートルを含む、約2万3,000平方メートルの売り場面積を持つ首都圏有数の大型店舗だったが、2020年5月末で閉店していた。
建物は日本リテールファンド投資法人が所有していたが、同社の資産運用を委託する三菱商事・ユービーエス・リアルティが不動産信託受益権を三菱商事都市開発に約45億円で譲渡することを発表していた。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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