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カルロス・ゴーンは何を暴露する? 窮地か?日産・日本政府・フランス政府・・トヨタも?
レバノンに逃れたカルロス・ゴーン元日産自動車会長を日産の弁護士が訪ねたが、面会を断られたと言う。憶測が飛び交い始めて、何が事実だか分からない状態となってきた。しばらくはこういった状況が続くのだろう。
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しかし確かに言えることは、カルロス・ゴーンがレバノンに逃れて自由に話し始めると困る人々がたくさんいると考えるのが、社会を知る大人であろうということだ。
例えば、西川廣人(さいかわ ひろと)日産前社長は、2019年9月に辞任に追い込まれた。それは、ゴーン被告と共謀したとして起訴された日産前代表取締役グレッグ・ケリー被告によって、西川前社長が不正な役員報酬を受け取っていたことを暴露されたことによる。
このような日産にまつわる裏事情を知り尽くしているカルロス・ゴーンは、「野に放たれた危険極まりない存在」となっているのだ。
また、日産・ルノーのアライアンスにまつわる事柄だけでなく、マクロン仏大統領とのやり取りについても、フランス政府の出方ひとつで何かを暴かれる恐れが出来ている。今回のカルロス・ゴーン逮捕に絡む日本政府の動きについても、裏事情をカルロス・ゴーンが何か掴んでいるとなると、日本政府は彼を危険人物と見なすしかあるまい。
現在のところ、日本がレバノンに身柄引き渡しを要求するとしても、日本政府の立場を脅かす情報をカルロス・ゴーンがレバノン政府に提供するとなると、経済援助を含め、全ては裏取引の中で納められてしまうのであろうか。この先カルロス・ゴーンが現役に復帰する野心がなくなると危険だ。レバノンの大臣、大統領などの座に就く可能性があるほうがましだ。
まずは、日産とルノー、三菱自動車が絡むことで、日本政府に弱みがないことを祈ろう。通常、業界から政府高官・官僚などに資金が合法、違法の区別はなく流れているものだ。自動車メーカーから裏金などがないとも言い切れない。カルロス・ゴーンが使えるネタがないほうがおかしい。
カルロス・ゴーンが「野に放たれた狼」にならないように、何らかの形で取引が始まるのであろう。まず、レバノンに何らかのメリットがあると考えるべきだ。そうでないと、逃亡先に選んだ理由が説明できないからだ。
これからしばらくはせめぎ合いが続くと見られるが、「真実は闇に葬られる」と考えるのが妥当だ。当面は、逃亡に手を貸した実行犯が血祭に上げられるのが常道であろう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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