トヨタ・RAV4が受賞 日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020決定 予想通りSUVが・・?

2019年12月7日 17:28

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トヨタ・RAV4(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

トヨタ・RAV4(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

 12月6日、「第40回日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020」の最終選考会が行われて、受賞車が決まった。順位および得票点数は以下の通りとなった。疑問がわかないわけではないが、現代として順当と思える結果だ。

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1位: トヨタ・RAV4(436点)
2位: マツダ3(328点)
3位: BMW 3シリーズ セダン(290点)
4位: トヨタ・カローラ/カローラ ツーリング(118点)
5位: ジャガー・Iペース(109点)
6位: ジープ・ラングラー(56点)
7位: ホンダ・N-WGN/N-WGNカスタム(54点)
8位: メルセデスベンツ・Aクラス/Aクラス セダン(53点)
9位: 日産・デイズ 三菱・eKクロス/eKワゴン(35点)
10位: ダイハツ・タント(21点)

 その他の賞。

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー: BMW 3シリーズ セダン
イノベーション部門: 日産・スカイライン
エモーショナル部門: ジープ・ラングラー
スモールモビリティ部門: 日産・デイズ、三菱・eKクロス/eKワゴン

 日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020の対象車は、2018年11月1日から2019年10月31日までに、市販を前提として日本国内で発表された乗用車だ。いずれもそれぞれの分野でなかなかの出来であるはずで、受賞車を決めるのは困難であろう。カテゴリー別が良いのではないかとさえ思われる。セダンとSUVに限っても目指すところが少々違うはずで、この違いを比較検討することは無意味かもしれない。

 また、高級セダンと軽四輪自動車を同じ土俵で比較することは適当であるはずはないであろう。しかし、それぞれの技術レベルとしては比較可能かもしれない。生産台数なども大きく左右される条件で難しいところだ。いっそジャーナリストではなく、ユーザーの人気投票のほうが公平であるかもしれない。

 大賞受賞車のトヨタ・RAV4はSUVであり、現在人気がある分野だ。また、トヨタがマーケットリサーチを正確にしたおかげで人気が高く、逆にユーザー目線であるからこそ、専門家には許せない部分もあるかもしれない。また、販売価格に比較して、実現できた性能が技術的に革新的であったりするところは、専門家でないと評価できない部分でもあろう。

 100年に1度の変革期にさしかかっている自動車産業界では、「カー・オブ・ザ・イヤー」の評価基準を変更しなければならない時が迫っていると言えるのであろう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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