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ヴァージンオーストラリア航空、MacBook全モデルの預け入れを禁止
headless曰く、
ヴァージンオーストラリア航空がMacBook全モデルについて、預入手荷物に入れることを禁じ、機内持ち込み手荷物に入れるよう求めている(危険物品に関する情報ページ、9to5Mac)。
Appleは2015年9月~2017年2月に販売された15インチMacBook Pro(Retina、15-inch、Mid2015)の一部でバッテリーが発火する可能性があるとして6月に自主回収プログラムを発表している。
これを受けてEU航空安全機関(EASA)は8月1日、航空機での損傷・不良・回収対象のリチウム電池輸送に関する勧告(SIB 2017-01)の対象になると注意を呼び掛けている。Bloombergは8月13日に米連邦航空局(FAA)が自主回収対象のMacBook Proを機内持ち込み・預入ともに禁じたと報じたが、MacBook Proを特に指定したものではなく、旅客機での輸送は必ずしも禁じていないリコール対象のリチウム電池に関する勧告(SAFO 16011: PDF)の対象になると注意を呼び掛けたものだったことが後に判明した。
EASA・FAAともに勧告は強制力のあるものではないが、実際に禁止するにしてもチェックイン時や搭乗時に自主回収の対象になっているかどうかを判定するのは困難だ。そのため、ヴァージンオーストラリア航空ではMacBook全機種の預入を禁止したようだ。ただし、ノートPCを預入手荷物に入れる乗客は少ないと思われ、影響も小さいとみられる。
一方タイ国際航空では21日、SIB 2017-01に従って旧世代の15インチMacBook Proを預入・機内持ち込みともに認めないと発表。シンガポール航空は25日、バッテリーの安全性が確認されるか、安全なバッテリーに交換されない限り、旧世代の15インチMacBook Proを持って来ないよう乗客に求めている。
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