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白金再開発、住宅・商業・工場などの複合施設「白金ザ・スカイ」8月1日着工
白金ザ・スカイの完成イメージ(野村不動産発表資料より)[写真拡大]
東京都港区白金の白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業で、住宅や商業施設、工場など多様な都市機能を持たせる大規模複合開発「白金ザ・スカイ」が8月1日、着工される。非分譲区画を含めて1,247戸の住宅供給はJR山手線内最大で、2023年の竣工を目指している。
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白金ザ・スカイは住居と商業、工業、医療施設が調和した複合的な街づくりが目標で、約1万1,000平方メートルの敷地に建てられる鉄筋コンクリート地上45階建ての東棟、19階建ての西棟、4階建ての低層棟で構成される。延べ床面積は約13万5,000平方メートルに及ぶ計画。
このうち、東棟と西棟は1、2階の低層部に商業施設と子育て支援施設を入居させるほか、それ以外を分譲住宅とする。戸数は非分譲区画の477戸を含め、1,247戸となり、山手線内で最大規模となる。住戸専有面積は23.94~147.10平方メートル。住宅の共用部分にはフィットネスジムやシアタールーム、キッチンスタジオなどを整備し、優雅な暮らしを提供する。低層棟はこれまで地域産業を支えてきた事務所や工場の機能、医療施設を集約する。
敷地内は古川沿いに「水辺の散歩道」、道路側に「木陰の散歩道」を整備するのに加え、緑化を進めて憩いの場所を創設する。同時に幹線道路沿いの電線などを地中化し、防災拠点として活用が可能な中央広場を設置する。
建設現場は東京メトロ・都営地下鉄の高輪白金駅から徒歩3分の場所だが、住宅と工場、事務所が混在しているほか、建物の老朽化など課題を抱えていた。このため、2004年に地域住民らで白金のまちを考える会、2009年に白金一丁目東部北地区市街地再開発準備組合が設立された。
準備組合は2015年に再開発組合に移行し、2018年に権利変換計画が認可された。再開発組合には事業協力者の長谷工コーポレーションのほか、組合員として東京建物、住友不動産、野村不動産、三井不動産レジデンシャルが参加している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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