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都市型SC「イオンタウンあびこ駅前」、約20店集めて2026年春オープンへ
イオンタウンあびこ駅前の開業イメージ(イオンタウン発表資料より)[写真拡大]
イオンタウンは、大阪市住吉区で都市型ショッピングセンター(SC)「イオンタウンあびこ駅前」(住吉区我孫子東)を、2026年春にオープンする。食の集積店を目指し、スーパーや食物販、飲食店など約20店を集める。
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イオンタウンあびこ駅前は、鉄骨3階建て延べ約5,700平方メートル。出店予定の店舗名は公表されていないが、食の専門店を中心に約20店を集め、近隣住民らの利用を目指す。敷地面積は約2,400平方メートルとそれほど大きいわけではないが、近隣にマンションや公営住宅が多いこともあり、約180台分の駐輪場を置くほか、隔地に駐車場を確保する計画。
現地は大阪メトロ御堂筋線のあびこ駅から歩いて2、3分の距離。あびこ駅は御堂筋線で大阪市最南端の駅になるが、大阪都心部のなんば地区まで約15分、梅田地区まで約25分で通え、大阪都心部へ通勤する世帯が多い。周辺は古くからの市街地で、イオンタウンは足元商圏に恵まれた場所としている。
大阪市内は首都圏や京都市などと比べ、緑が少ないといわれるが、Jリーグセレッソ大阪のホームスタジアムの「ヨドコウ桜スタジアム」や住吉大社、大阪公立大学キャンパスなどが近く、大阪市内ではスポーツ施設や教育施設だけでなく、緑に恵まれている。
イオングループは従来、イオンモールなど広域型の大型店が中心だったが、近年は「そよら」など小さな商圏にターゲットを絞った都市型SCや、首都圏の「まいばすけっと」など小型店にも力を注いでいる。急激な人口減少と高齢化の進行で増え続ける高齢者の行動範囲が狭くなったうえ、ライフスタイルの変化からワンストップで買い物を済ませようとする若者が増えたためとみられる。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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