ジェットスター、関空ー下地島に7月就航 「片道385円」セールも

2019年3月14日 12:25

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 格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは12日、関西国際空港~下地島(沖縄県宮古島市)を結ぶ新路線を開設すると発表した。

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 7月3日から就航予定で、LCCとしては沖縄の宮古と関空を結ぶ初の直行便となる。通常の片道運賃は5,990円からであるが、就航記念セールとして片道385円で販売するとのことである。発売は3月13日午後3時から24時間、250席限定で「みやこ」の語呂合わせで385円とした。

 下地島空港は沖縄県宮古島市伊良部に1979年に開港。一時期は南西航空(現日本トランスオーシャン航空)が那覇との間で定期運行していたが、1994年の撤退以降は「定期便」の運行はなかった。3月30日には新ターミナルの開業が予定されており、ジェットスター・ジャパンはこの開業に合わせて成田便の就航も決定している。

 これで下地島空港への国内線は2路線になるが、初の国際線定期便も就航が予定されている。19年2月、香港のLCCである香港エクスプレスは、7月19日から香港~下地島線を週3往復運航すると発表。他にもチャーター便の運航に関心を持つ海外の航空会社がある。

 19年3月現在、沖縄県には13の空港がある。国が設置管理する国際及び国内航空輸送網の拠点となる空港(旧第2種空港)として「那覇空港」、そして地方管理空港(旧第3種空港)が下地島空港を含め12空港の合計13空港である。12空港の中には「定期便の運行無し」の空港もあり、下地島空港は「利用できない空港」に分類されていた。

 18年12月には、自民党税制調査会が、航空燃料税(航燃税)の軽減措置の対象に下地島を追加することを決めていた。航燃税の軽減措置は、航空機が積む燃料にかかる税金を本来1KL当たり1万8千円のところ、半額の9千円に引き下げるものである。(記事:kan1713・記事一覧を見る

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