エアアジア・ジャパン、中部‐台北に2019年2月就航 初の国際線

2018年12月23日 10:31

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●エアアジア・ジャパン 国際線へ進出
 エアアジア・ジャパンは20日、2019年2月1日より、中部国際空港‐台湾・台北(桃園)間に就航すると発表した。同社としては、中部‐新千歳に次ぐ2路線目となり、初の国際線でもある。機材は、現在、中部‐新千歳線で使われているA320型機、座席数はオールエコノミークラスの180席。1日1便の運航で、中部を7時55分に出発し、台北10時40分に到着、折り返し便は台北を11時40分に出発し、中部に15時10分に到着する。

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●キャンペーンは390円 通常の運賃もお得に
 エアアジアといえば東南アジアを代表する格安航空会社(LCC)。そんなエアアジア資本のエアアジア・ジャパンが飛ばす便の魅力は何といっても低価格であること。今回の就航に合わせて12月24日午後1時より発売される運賃は就航記念で390円の特別料金。搭乗日は2019年2月1日から3月30日までで、発売対象は、エアアジアの会員であるBIG会員限定。就航機記念運賃以外も大手航空会社より安く設定されており、利用者にとっては魅力的である。

●中部‐台北便は競争の激しい路線に
 2018年にスターフライヤーが中部‐台北便に就航し、現在、この路線は日本航空、チャイナエアライン、タイガーエア台湾、キャセイパシフィック航空の5社が就航している。ここに2019年6月からエバー航空の就航も予定されており、エアアジア・ジャパンを含めると7社が競合する路線になる。航空会社間の価格競争が起こり、チケットが安くなることに期待が集まるだけでなく、便数が増えることによって相互の旅行、ビジネス需要が高まることに期待が集まる。

●乗り継ぎも可能なスケージュールに
 エアアジア・ジャパンでは今回の中部‐台北線の就航に伴い、乗り継ぎ需要の取り込みも狙っている。特に台湾から訪日場所で人気の北海道に、中部国際空港を経由して、同社の便を乗り継ぐことで行くことができる。一方、中部発の便も台北で他のエアアジアグループ便に乗り継ぐことで、東南アジア方面へのアクセスが容易となる。(記事:speedbird・記事一覧を見る

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