トヨタ、プロボックスとサクシードにハイブリッド車を追加

2018年11月21日 20:26

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(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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  • プロボックス(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • サクシード(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • ハイブリッドシステム
  • トヨタセーフティーセンス
  • インテリア
  • マルチホルダーの使用例
  • アクセサリーソケット、アクセサリーコンセント、充電用USB
  • センターコンソールの小物入れ

 トヨタは19日、商用車のプロボックスならびにサクシードにハイブリッド車を追加するとともに、「Toyota Safety Sense」を全車標準装備するなど一部改良し、12月3日に発売することを発表した。価格はプロボックスが137万3,760円から、サクシードは154万9,800円からで、新設されたハイブリッド車は両車ともに181万9,800円からとなっている。

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■商用車だからこそハイブリッドを

 プロボックスはトヨタカローラ店、サクシードはトヨタ店ならびにトヨペット店にて発売されている。ビジネスシーンでは主に営業車として活躍するライトバンであり、その走行距離は乗用車とは比較にないほど多く、低燃費性能は必須条件となる。

 これまで、ハイブリッド車が設定されていなかったのは、燃料費の軽減以上に車両価格が割高になることが敬遠されるためであったが、燃料費の高騰が進む現在、あらためて低燃費性能に優れたハイブリッド車を要望する声が多くなっていた。

■燃費は27.8km/Lに

 今回設定されたハイブリッド車は、燃費の良さと高い走行性能を実現。燃費は新たに導入されたWLTCモードで22.6km/Lを実現。これまでのJC08モード走行燃費でも27.8km/Lとなっていて、「平成27年度燃費基準+25%」、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル」の認定取得、そしてエコカー減税の対象となった。

 走行性能は、モーター駆動によるスムーズな発進と加速、そして高い静粛性が実現しており、オートエアコンやシートヒーター(運転席にオプション)、運転席横のスペースにセンターコンソール小物入れを標準装備するなど、実用性も向上している。

 ハイブリッドシステムはアクアなどと同じで、安定した性能と信頼性が商用車に最適なシステムとなる。燃費はガソリン車と比較すると1.5L車はJC08モードで19.6km/Lのため、その差は8.2km/Lと大きい。それと、1.5L車の154万9,800円、ハイブリッド車の181万9,800円という27万円の価格差とどう折り合いをつけるかがポイントとなりそうだ。

■商用車だからこそ安全と便利さを

 また、今回の改良では全車に、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」に、昼間の歩行者も検知対象に加えた「プリクラッシュセーフティ」を標準装備。一日中走り回る営業車のドライバーにとってはハイブリッド車の設定以上に喜ばれることになるはず。

 そのほか、USBポートの標準装備や、マルチホルダーのサイズを拡大することでスマートフォンやメモ帳などが楽に置けるようにするなど、様々な営業アイテムが使用可能となった。

□メーカー希望小売価格
プロボックス1.3L:137万3,760円~
プロボックス1.5L:154万9,800円~
プロボックスハイブリッド:181万9,800円~

サクシード1.5L:154万9,800円~
サクシードハイブリッド:181万9,800円~(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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