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アウディ RS 3 LMS、国内受注を開始、RS 3セダンのレーシングカー
アウディジャパンは30日、Audi RS 3 Sedanをベースにしたレーシングバージョン「Audi RS 3 LMS」の日本国内での受注を、アドバンスステップを通じて12月1日より開始すると発表した。
Audi RS 3 Sedanは、今年9月のパリモーターショーで発表されたRSモデルの最新型。Audi RS 3 LMSは、このAudi RS 3 Sedanをベースとし、2015年からFIA(国際自動車連盟)公認シリーズとして欧州などを中心にスタートしたツーリングカー選手権「TCRシリーズ」に向けて開発されたレーシングバージョンだ。
Audi RS 3 LMSの開発を行ったAudi Sportは、近年カスタマーレーシング活動に注力しており、日本国内でも2012年にGT3マシンAudi R8 LMSの販売を開始している。レース参戦により、世界中のモータースポーツファンから支持を集めてきており、カスタマーレーシングセグメントでは、マーケットリーダーの立場を固めている。今回のAudi RS 3 LMS導入により、より幅広い層のモータースポーツファンへレース参戦への扉を開く。
日本で販売するモデルは「Audi RS 3 LMS TCR SEQ」。全長4258mm、全幅1950mm、全高1340mmの空力重視によるワイド&ローなボディは、「TCRシリーズ」のレギュレーションに準拠。最高出力330馬力、最大トルク410Nmの4気筒2.0リッターTFSIエンジンに、機械式ディファレンシャルギアと6速シーケンシャルギアボックスを搭載。車両重量は1160kgまで軽量化されており、時速100キロメートルまでの加速は4.5秒。大型のロールケージをはじめ、FIA準拠の安全燃料タンクやシート、セーフティーネットを備え、安全面も考慮されている。
TCRシリーズは、2016年には世界18カ国・10シリーズ戦の開催が予定されており、F1選手権のサポートレースとしても実施されるなど、人気の高まりが期待されている。日本国内では、来期のスーパー耐久シリーズにTCR規定で走行するカテゴリーを新設する方向で調整が進められている。
メーカー希望小売価格は1,835万円(税込)。
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