JR西、初の大阪環状線専用新型車両323系、12月24日デビュー決定

2016年11月29日 09:27

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初めての大阪環状線・JRゆめ咲線専用新型車両323系(JR西の発表資料より)

初めての大阪環状線・JRゆめ咲線専用新型車両323系(JR西の発表資料より)[写真拡大]

 JR西日本は28日、初の大阪環状線・JRゆめ咲線専用新型車両となる323系の営業運転を12月24日より開始すると発表した。内回り普通列車の京橋駅(16時9分)発より営業運転を開始する。

 JR西日本では、2013年度から「大阪環状線改造プロジェクト」をスタートし、大阪環状線のイメージアップと利用者の満足度向上を図るため、「安全快適な駅づくり(駅美装・改良)」、「駅構内および高架下の開発・リニューアル」、「車両新製」、「地域や他交通事業者との連携」の4つの重点施策を掲げ、さまざまな施策を展開しており、今回の運行もその一環となる。

 323系は、輸送品質の確保と先進的なサービスによる快適性の向上、大阪環状線のイメージアップを図るため、「安全・安心の向上」「機器の信頼性向上(安定輸送)」「情報提供の充実」「人に優しい快適な車内空間」をコンセプトとしている。

 デザインは、大阪環状線の電車として長年親しまれてきたオレンジ色を基調とし、先頭と側面には『大阪環状線改造プロジェクト』のロゴマークを配置。ドアの位置や動作状況をわかりやすくするため、ドア上へ『大阪環状線改造プロジェクト』のロゴマークにちなんだ表記とドア先へ黄色のラインも設置している。

 最高速度は時速100キロ、扉は3ドアを採用。2016年度から2018年度の間に、8両編成を21本、合計168両導入予定としている。(記事:町田光・記事一覧を見る

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