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スバル、「レガシィ」「レヴォーグ」など5車種15.2万台をリコール
「レガシィ」「エクシーガ」「フォレスター」「インプレッサ」の改善箇所説明図 (富士重工業)[写真拡大]
富士重工業(スバル)は6日、2006年4月から2013年9月に製造された「レガシィ」「エクシーガ」「フォレスター」「インプレッサ」の4車種10万2781台および、2014年4月から2015年7月に製造された「レヴォーグ」4万9255台の計5車種15万2036台をリコール(回収・無償修理)すると発表し、国土交通省に届け出た。
「レガシィ」「エクシーガ」「フォレスター」「インプレッサ」の4車種に関する不具合は、排出ガス発散防止装置の2次エアポンプにて、ポンプを制御するリレー内の接点の押付け力が不適切なため、接点オン時にアーク放電が発生し、接点が溶着され電流が流れ続けることがあり、ポンプのポンプモーターが常時回転となり、2次エア配管の内圧が上昇し警告灯が点灯。そのまま使用を続けると、ポンプが高温となり樹脂部品が溶損し異臭や煙が発生、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとしている。
対象車種はレガシィが2006年4月から2009年4月に製造された型式CBA-BL5、CBA-BP5、DBA-BL9、DBA-BP9、CBA-BPHの計3万4200台、エクシーガが2008年5月から2013年9月に製造された型式CBA-YA5、DBA-YA4、DBA-YA5の計1万9626台、フォレスターが2007年11月から2012年6月に製造された型式CBA-SH5、CBA-SH9、DBA-SH5の計1万6869台、インプレッサが2007年5月から2013年9月に製造された型式CBA-GH8、CBA-GRB、CBA-GRF、CBA-GVB、CBA-GVFの計3万2086台。
国交省によると、今回のリコールに関してこれまで20件の不具合が発生しており、2件の火災事故が報告されている。市場からの情報により発見に至ったという。
改善処置として、全車両、2次エアポンプのリレーを対策品に交換するとしている。
一方、レヴォーグの不具合は、フロントドアにて、ドアサッシュのサッシュテープの粘着が弱いため、ドア上端コーナー部にあるテープの折り重なる部分がずれ、凸形状の先端が鋭くなるものがあり、乗降等のドア開閉時に当該コーナー部に接触すると、軽傷を負うおそれがあるとしている。
対象車種は2014年4月から2015年7月に製造された型式DBA-VM4、DBA-VMGの計4万9255台。
国交省によると、今回のリコールに関してこれまで38件の不具合が発生しており、7件のかすり傷事故が報告されている。市場からの情報および国交省の指摘により発見に至ったという。
改善処置として、全車両、ウェザーストリップを対策品に交換するとしている。
※この記事はAuto World Newsから提供を受けて配信しています。
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