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地域で違う人気のクルマ―軽自動車派の東北と九州、首都圏ではステーションワゴンがトレンド
リクルート自動車総研は、8歳~69歳の男女を対象に「クルマの購入経験」や「クルマに求めるもの」や「購入利用」などについての調査を実施した。[写真拡大]
リクルート自動車総研は、8歳~69歳の男女を対象に「クルマの購入経験」や「クルマに求めるもの」や「購入利用」などについての調査を実施した。
それによると、中古車の購入におけるボディタイプの比率は、全体平均では軽自動車が43.9%、次いでハッチバックが14.4%、ミニバンが13.6%と続いている。新車と同様に中古車でも軽自動車が圧倒的な人気で、次にいわゆるコンパクトカー、ミニバンとなる構造は変わらないようだ。
ただし、これを地域別に見ていくと、そのエリアごとにずいぶん傾向が違うのがわかる。軽自動車比率が高いのは東北と九州でどちらも5割を超えている。これは一家に一台から一人に一台化が進んでいる地域、クルマが移動の足として必須の地域と言ってもいいかもしれない。
ミニバンが非常に強いのが関西。他の地域を圧倒する2割のミニバン率だ。SUV人気が高いのは北陸甲信越と九州、次いで首都圏、東北。SUVモデルといえば4WDというイメージもあり、実際に雪国等のニーズが根強いようですが、一方で最近は悪路走破性よりデザイン性を優先した都市型モデルも多く、実際に首都圏でのニーズもあるようである。
その他では、軽自動車やコンパクトカーに人気が偏るなか、北海道と首都圏ではワゴンが健闘している。このように、地域によって購入されるクルマには傾向に大きな違いがあることがわかる。
次に購入価格と購入目的を地域ごとに比べてみよう。全体平均は116万円だが、首都圏と関西が130万円を超え、抜きん出ている。また、関東・関西はどちらも購入目的としてレジャーニーズが強いことも特徴だ。他の地域と比較し、明確にクルマに求めるものが異なっているのがわかる。
逆に首都圏と関西を除けば、クルマの主な購入目的は「通勤通学」というのが4割以上と高く、ふだん学校や会社に行くために必要不可欠な足となっている実態が浮かび上がってくる。(編集担当:久保田雄城)
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