メルセデスCクラスにプラグインハイブリッド車追加。これで計6種のパワートレーンから選択可能

2015年12月6日 13:27

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記事提供元:エコノミックニュース

メルセデス・ベンツCクラスに追加となったPHVモデルのセダンバージョン「C 350 e AVANTGARDE」、価格は707.0万円。写真下はPHVのシステム概要

メルセデス・ベンツCクラスに追加となったPHVモデルのセダンバージョン「C 350 e AVANTGARDE」、価格は707.0万円。写真下はPHVのシステム概要[写真拡大]

 メルセデス・ベンツCクラスにプラグインハイブリッド車(PHV)、「C 350 e AVANTGARDE」「C 350 e AVANTGARDE STATIONWAGON」を追加発表した。発売は2016年1月からの予定だ。

 C350 eのパワートレーンには、「C250 Sports」に搭載される最高出力211ps(155kW)、最大トルク350Nmの2リッター直列4気筒BlueDIRECTエンジンに、最高出力82ps(60kW)、最大トルク340Nmを発生しブースト機能も併せ持つ高出力の電気モーターを組み合わせた。

 統合システム全体で出力279ps(205kW)とトルク600Nmを発生し、ガソリンエンジンと高出力電気モーターを状況に応じて使い分けることで、ガソリンエンジンモデル、EV、ハイブリッドの特徴を併せ持つハイパフォーマンス・プラグインハイブリッド車だ。

 また、同車は市街地から高速道路まで幅広く電気モーターのみで走行が可能だ。最高速度130km/hで航続距離は最大約30kmとしている。なお、走行中にも回生ブレーキなどによりバッテリーの充電を行ない、充電設備が無い場合でも電気モーターのみでの走行が可能だという。

 同車の走行システムは、4つのモードを備え、「HYBRID」では、走行環境やバッテリーの残量に合わせてエンジンと電気モーターを併用して走行。高出力電気モーターのブースト機能により途切れの無い加速感を味わえる。「E-MODE」は、電気モーターのみで約30kmの走行と最高速度130km/hの走行を実現。「E-SAVE」は、その時点でのバッテリーの充電レベルを維持して走行。「CHARGE」モードでは、走行しながらバッテリーに充電する。

 JC08モード燃費は、セダンが17.2km/リッター、ステーションワゴンが16.5km/リッターと優れた燃費性能を実現している。リチウムイオンバッテリーの充電時間は、フル充電まで「CHARGE」モードで約40分、AC200V電源使用で約4時間。

 車両価格はセダンが707.0万円、ステーションワゴンが782.0万円。

 Cクラスに新たにPHVモデルが加わったことで、Cクラスのラインアップは、1.6リッター直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを搭載する「C 180」、「C 180 AVANTGARDE」、2リッター直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを搭載する「C 200 AVANTGARDE」、「C 250 Sports」、2.2リッター直列4気筒BlueTECクリーンディーゼルエンジンを搭載する「C 220 d AVANTGARDE」、Mercedes-AMG専用開発による高出力の3リッターV6直噴ツインターボエンジンを搭載する「C 450 AMG 4MATIC」、メルセデスAMG社が完全自社開発したAMG4リッターV8直噴ツインターボエンジンを搭載した「Mercedes-AMG C 63」に至るまで、直4、V6、V8のガソリンエンジンとクリーンディーゼルを幅広く取り揃える。今回、PHVの「C 350 e AVANTGARDE」をラインアップに加えることで、パワートレーンだけで6種と選択肢が大きく拡大した。(編集担当:吉田恒)

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