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新型レクサス、発売1ヶ月で目標の約18倍を受注
トヨタ自動車<7203>が約1ヶ月前に発売した高級ブランド「レクサス」のスポーツタイプ多目的車(SUV)の「レクサスRX」が、好調な立ち上がりをみせている。「レクサスRX」は4代目にあたり、「レクサス」のSUVとしては最上クラスに位置している。今年4月にニューヨークモーターショーで初公開され、10月22日の発売以降、上質感なインテリアや快適さと応答性を兼ね備えた走行機能などが高い評価を得て、発売約1ヶ月で月間販売目標である500台の約18倍にあたる9000台を受注した。24日に同社が明らかにした。
トヨタ自動車は発表に際して、「レクサスRX」がドライバーから評価を受けている点として、「堂々とした力強さと知的な大人の色気を兼ね備えたエクステリアと、上質感と先進性が融合したインテリア」「快適性とドライバーの意図に素直に呼応する優れた応答性が両立した走行性能」「クラストップレベルの低燃費(JC08モード走行燃費18.8km/L)と高出力を兼ね備えたハイブリッドシステム」「先進の予防安全パッケージ、Lexus Safety System +の設定による高い安全性能」を挙げている。受注状況の内訳を見てみると、日本には3.5リットルV6エンジン搭載のハイブリッドモデル「RX450h」と、2リットル直列4気筒直噴ターボエンジン搭載のガソリンモデル「RX200t」が導入されているが、このうちガソリン車の「RX200t」の受注が約3000台で、ハイブリッド車である「RX450h」の受注が約6000台となっている。また、客の9割が男性であった。
現時点で注文すると、納車は来年の3月ごろになる見込みとのことで、このことからもかなりの人気を博していることがわかる。今、「若者の車離れ」やライフスタイルの変容により、新車が売れにくくなっている。しかし、この「レクサスRX」のように、きちんとドライバーに訴求することのできる機能やデザイン性があれば、受け入れられる土壌はまだあるようだ。このことは、悲観的な未来を抱きがちな今の自動車業界にとって、明るい光となるのではないだろうか?(編集担当:滝川幸平)
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