ハイブリッドエンジン搭載のスポーツトライクをホンダが公開

2015年11月3日 16:38

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記事提供元:エコノミックニュース

映画から飛び出してきたような、NEOWINGの近未来のフォルム。

映画から飛び出してきたような、NEOWINGの近未来のフォルム。[写真拡大]

 東京モーターショー2015(10/30~11/8まで東京ビッグサイトで開催)では、ワールドプレミアは18台(前回24台)、ジャパンプレミアは15台(33台)と二輪車の展示が前回の2013年の開催時に比べて減少し、バイク乗りにとってはちょっと寂しい限りだ。

 そんな中でも、妖しいオーラを放っていたのが、ホンダ<7267>がワールドプレミアした「NEOWING」だ。前輪2輪、後輪1輪の逆トライクで、2輪のように傾けてコーナーを走り抜ける楽しさと安定感を両立させたスポーツハイブリッドモデルとなる。エンジンは低重心の水平対向4気筒+モーターのハイブリッドシステムを採用しているが、排気量は残念ながら非公表。

 また、フロントサスペンションにはダブルウィッシュボーンのような独自のリンク機構を採用し、アクチュエーターによるロール制御を行っているという。そのため低速時はフラつかずに、停車時には足をつかないでもバイク自体が自立するので、信号で停まる時は座ったままでもOKなのだという。

 同じように傾けて乗れるバイクとしてはヤハマ発動機<7272>のTRICITYや、PIAGGIOのMP3 Yourban 300があるが、こちらはシティコミューターとしての位置づけとなり、スクーターの手軽さに安定感や走る楽しさをプラスしたもの。NEOWINGはよりスポーティさを打ち出した、趣味性の高いビークルで、発売されたら新たなカテゴリーになるだろう。

 近年、欧米ではトライクの需要が高まりつつあり、自動車と二輪車の間のカテゴリーとしての地位を着実に築いている。体力の落ちた中高年ライダーの中には、二輪車からトライクに転向する傾向もあり、そういった背景も考えて、ホンダはスポーツハイブリッド三輪を提案してきたのだ。

 まだ実走行はしてないとのことだが、バイクファンなら、どんなハンドリングなのか、どんな乗り心地になるのか気になるところだろう。(編集担当:鈴木博之)

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