スズキの変化球、事前アナウンス無しに東京モーターショーに「アルト・ワークス5MT」車展示

2015年11月1日 18:25

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

5速マニュアルのシフトストロークはかなり詰められ短い。シフトフィールの良く、リズミカルなギアチェンジができそうだ。前席レカロシートというのもスポーツ心をくすぐるアイテムだ。

5速マニュアルのシフトストロークはかなり詰められ短い。シフトフィールの良く、リズミカルなギアチェンジができそうだ。前席レカロシートというのもスポーツ心をくすぐるアイテムだ。[写真拡大]

 10月30日から一般公開された東京モーターショーの東ホールにあるスズキ・ブースに「おやっ」と思わせるクルマが展示されている。なんと「アルト・ターボRS」ではなく、「アルト・ワークス」が参考出品車として控えめに展示されているのだ。スズキからは事前にアナウンスが無かった製品だ。

 参考出品車となっているが、現行車の展示と同じ平場にあるので間近に見られるのはもちろん、車内に乗り込むこともできる。「アルト・ターボRS」と決定的に異なるポイントは、トランスミッションが5速マニュアル(5MT)であることだ。エクステリアではフロントグリルの形状変更、ボディカラーはガンメタとしている。

 インテリアにおける注目ポイントは運転席、助手席にレカロ製スポーツシートを採用していること。フロアマットには「WORKS」ロゴが入った専用品が。ダッシュボード、コンソール、ドアトリムまわりはシンプルに黒を基調にしている。

 会場係員によるとシフトストロークはスポーティなフィーリングを求めてショートストロークになっているという。足下を見るとスポーティなデザインの3ペダルが並ぶ。シートに座って各ペダルを操作すると、配置はごく自然。スムーズに操作ができるペダル間隔だ。シフトストロークは確かに小さく、シフトの感触も「カチカチ」と決まる節度のある“イイ感じ”。

 エンジンに関してはアルト・ターボRSと同じチューンとなっている。直列3気筒658ccインタークーラーターボ「R06A」が搭載。スペックに違いはない。駆動方式は2WD(FF)だけの設定だ。まさにスズキの真骨頂ともいえる「ALTO WORKS」、久々に登場した軽ホットハッチ、否ボーイズレーサーの登場だ。(編集担当:吉田恒)

■関連記事
スズキから ヨーロッパ仕込みのスタイリッシュな新型エスクード デビュー
ヤマハ発動機が四輪のデザイン提案モデルを発表……東京モーターショー
新型プリウスの燃費は遂に40km/L台へ 燃費戦争再燃か?
軽自動車税引き上げの影響から抜けられない? 販売“失速”の理由の裏に未使用車
スズキ、保有するVW株をポルシェに売却

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事