ローム、小型低背のチップLEDのラインアップを15色に拡充

2015年4月7日 13:20

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従来品と「SML-P1シリーズ」の比較(ロームの発表資料より)

従来品と「SML-P1シリーズ」の比較(ロームの発表資料より)[写真拡大]

  • 中間色7色をラインアップに加えた(ロームの発表資料より)

 ロームは7日、ウェアラブル機器などの小型モバイル機器に最適な小型低背のチップLED PICOLED「SML-P1シリーズ」を拡充し、同サイズとして最多となる15色を取り揃えたと発表した。

 今回、課題であった波長のバラツキを低減し、シリーズに新たに中間色7色を追加した。従来色と合わせ、15色カラーラインアップを取り揃えた。また、独自の生産技術による素子の薄型化、金線の低ループ化により、PICOLEDシリーズ最大の特長である業界最薄の高さ0.2mmを実現した。

 さらに、リフロー時の使用条件を考慮し、はんだ侵入防止対策をパッケージに施すことで、樹脂内部のはんだ浸入を防止することができる。はんだ侵入による不具合も解消し、高信頼性を確保した。

 1月から量産を開始しており、SML-P1シリーズ全体で月産3000万個の体制で量産している。生産拠点は、前工程がローム本社、後工程が中国のROHM Semiconductor (China) Co., Ltd.となる。

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