日産、電気自動車「リーフ」を14万円の値下げ

2015年3月28日 11:20

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日産リーフ グレードG(写真:日産発表資料より)

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 日産は27日、100%電気自動車「日産リーフ」の国内希望小売価格を値下げすると発表した。値下げ額は、全グレードを一律約14万円。

 これにより、国の購入補助金(クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)を最大27万円利用すれば、Sグレード「運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステムレス+SRSカーテンエアバッグシステムレス」を選択の場合、約239万円で購入できる。

 「日産リーフ」は、走行中にCO2などの排出ガスを出さないゼロ・エミッション車として、高い環境性能をもつと同時に、リチウムイオンバッテリーと電気モーターの搭載による加速性能、あらゆる速度域での高級車のような静粛性能、重量バランスによる高い操縦安定性などが、高い評価を得ている。現在までにグローバル累計で世界1位の16万台以上を販売している電気自動車。

 同社は充電インフラの整備にも積極的に取り組んでおり、国内販社での急速充電器設置店舗数は、1年前の820店舗から1,600店舗(2015年3月時点)にまで増加。全国の急速充電器数(総設置数)は、トヨタ、ホンダ、三菱の3社と共同で実施している充電器の設置促進活動もあり、約6,000基(2015年上期までの設置見込み数)に大幅に拡充される見込。

 さらに「日産ゼロ・エミッション サポートプログラム」などのスタンダードプランに加入すると、全国約4,200基の急速充電器が使い放題となる。加えて、2015年5月から経済産業省の高速道路利用実態調査事業が開始され、調査事業に参加することで、日産リーフは高速道路通行料の一部が補助されるメリットがある。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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