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「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2015」はフォルクスワーゲン・パサートが2位に大差を付けて獲得
低いボディ、長いホイールベース大径ホイールなどダイナミックなプロポーションを獲得した新型VWパサート。日本導入は今夏あたりか?[写真拡大]
ウォルフスブルグ発、「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2015」がフォルクスワーゲン(VW)に授与された。毎年1回、国際的なヨーロッパ「カー・オブ・ザ・イヤー」審査委員会によって授与されるこの権威ある賞を、新型VWパサートが受賞。ジュネーブ国際モーターショー開催の前日に発表された。
欧州自動車アワードで、もっとも長い歴史があり、もっとも広く知られた賞である「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」は、1964年の創設以来、その年に発売された新車のなかから最高の1台を選出して表彰してきた。選考委員はヨーロッパ22カ国から選ばれた合計58名のモータージャーナリストで構成されている。今期最終選考にノミネートされたのは7台だった。
ノミネート車両のそれぞれの得点を列記すると、VWパサート(340点)、シトロエンC4カクタス(248点)、メルセデスベンツCクラス(221点)、フォード・モンデオ(203点)、日産キャシュカイ(160点)、BMW2シリーズ・アクティブツアラー(154点)、ルノー・トゥインゴ(124点)となる。
7モデルは、数カ月間にわたり、経済性、快適性、安全性、ドライビング特性、機能性、そしてデザインならびに技術の先進性などの選考基準に基づき、詳細なテスト、比較・評価が行なわれた。
その結果、新型VWパサートは、ほか6台のライバル抑えて栄冠を獲得した。現在販売されているVW車では、2010年の「ポロ」、2013年に「ゴルフ」が、このアワードを獲得している。また、新型VWパサートは、今回の受賞に先立って、「ゴールデン・ステアリンクホイール賞2014」や、「オート・トロフィー 2014」などの賞を国内外で受賞している。 新型パサートの受賞理由について、「先代比で軽量化しながら、ボディ剛性を向上。ボディサイズも小型化しつつ、室内空間を広げた。快適な乗り心地と、運転する楽しさも両立」とコメントしている。
2015年2月27日に、新型パサートセダンが、「iF gold award 2015」の「プロダクト」部門においてもアワードを受賞した。この「iF gold award 2015」選考委員会は、世界20カ国のデザインの専門家53名で構成。「Automobiles/Vehicles/Bikes」部門において、選考委員は新型VWパサートに最高位の評価を与えた。その理由について以下ように説明している。
第8世代となる新型VWパサートは、最新の技術やエンジンを搭載し、新しい表情豊かなエクステリアデザインが与えられ昨年発表された。低いボディ、長いホイールベースや大径ホイールなど、ダイナミックなプロポーションを獲得した。最新の運転支援システムやインフォテイメントの搭載により、新型パサートは、同セグメントにおける最も革新的なモデルといえるだろう。
今年の秋頃には、パサートで初めてプラグインハイブリッド車「パサートGTE」が発売される予定だ。「ハイテク・ビジネスクラス・カー」というコンセプトを掲げる新型パサートの日本導入は、今年夏を予定しているという。(編集担当:吉田恒)
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