ツムラ、夕張ツムラを農業生産法人化 漢方原料生薬の国内調達の充実を図る

2015年2月2日 13:31

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 ツムラは1月30日、子会社である夕張ツムラが「農業生産法人」へ移行したと発表した。

 夕張ツムラは15年7月竣工を予定として生薬倉庫を増設中であり、完成後の保管能力は現在の2倍に拡大する。今後、夕張ツムラは農業生産法人化により自社農場運営を本格化し、生薬の栽培から調製加工・保管までの一貫した生産拠点としての機能強化を進める。

 生産品目は、川芎、蘇葉、当帰、附子など数種類で、これまでの調達実績は、2013年度実績で、約250ha、約600tである。ツムラグループでは、漢方製剤の需要増加に対応するため原料生薬の国内調達体制の充実を図り、自社農場の運営および生薬の契約栽培を行う主要拠点との連携をさらに強化していくとしている。

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