凸版印刷、JR名古屋駅でデジタルサイネージとスマホを使ったクーポン配信実証実験を実施

2014年11月9日 18:48

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「シリーズ・アド・ビジョン名古屋」での実証実験の実施イメージ(凸版印刷の発表資料より)

「シリーズ・アド・ビジョン名古屋」での実証実験の実施イメージ(凸版印刷の発表資料より)[写真拡大]

 凸版印刷は7日、JR名古屋駅(愛知県名古屋市中村区)でデジタルサイネージとスマートフォンを利用した実証実験を11日から17日まで行うと発表した。

 この実証実験は、O2O2O(OOH(Out of Home) to Online to Offline)の実験で、東海旅客鉄道(JR東海)子会社のジェイアール東海エージェンシーと共同で実施。また、キリンビールマーケティングとサークルKサンクスが参画する。

 内容は、JR名古屋駅中央コンコースに設置された100面のデジタルサイネージ「シリーズ・アド・ビジョン名古屋」にBluetoothタグを設置し、スマートフォンにクーポンを配信するというもの。

 実証実験では、デジタルサイネージの画面で、キリンビールマーケティングが販売する「キリン一番搾り生ビール(350ml缶)」の無料引き換えクーポンを告知。クーポンを見た通行客に、手持ちのスマートフォンにあらかじめインストールした同社の電子チラシアプリ「シュフーチラシアプリ」を起動し、デジタルサイネージのBluetoothタグにかざしてもらうよう案内する。そこで、Bluetoothタグにスマートフォンをかざすと、スマートフォンが情報を自動で受信し、スマートフォンにキャンペーンサイトが表示される。このキャンペーンサイトでクーポンコードを入手し、サークルKおよびサンクスの店舗内にある端末「Kステーション」で無料の引き換えクーポンを入手することができる。

 同社では、実験後、JR名古屋駅利用者の駅周辺施設への送客および購買効果を検証したいとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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