三井不動産グループ、タイ・バンコクで新たに2つの超高層マンション事業

2014年9月16日 20:22

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三井不動産と三井不動産レジデンシャルは、タイ・バンコクの中心エリアで2つの超高層マンション事業を推進する。写真は、「アシュトン・アソーク」の完成予想パース(両社の発表資料より)

三井不動産と三井不動産レジデンシャルは、タイ・バンコクの中心エリアで2つの超高層マンション事業を推進する。写真は、「アシュトン・アソーク」の完成予想パース(両社の発表資料より)[写真拡大]

  • 三井不動産と三井不動産レジデンシャルは、タイ・バンコクの中心エリアで2つの超高層マンション事業を推進する。写真は、「イデオQサイアム・ラチャテウィ」の完成予想パース(両社の発表資料より)

 三井不動産と三井不動産レジデンシャルは、16日、両社の共同出資会社「三井不動産アジア」を通じ、タイ・バンコクの中心エリアで2つの超高層マンション事業を推進すると発表した。同事業は、タイの有力住宅デベロッパーであるアナンダ社と共同で実施するもので、今回の2案件により、三井不動産グループが東南アジアで推進する住宅物件は計11物件、商業施設及びホテルを加えると計13物件となる。

 三井不動産グループが今回バンコクで推進する事業は、アソーク地区に建設される「アシュトン・アソーク」と、ラチャテウィ地区に建設される「イデオQサイアム・ラチャテウィ」。アシュトン・アソークは50階建て783戸で、2015年2月に着工し、17年8月に竣工予定。販売は今年10月から開始する。

 イデオQサイアム・ラチャテウィは、36階建て、550戸の規模で、着工は今年12月、竣工は2017年1月の予定である。販売は、今年10月から開始する。

 2物件とも、バンコクの都心部に位置し、高架鉄道や地下鉄などの交通の利便性が高いのが特徴。アシュトン・アソークでは、建物上層部にプールやフィットネス、ライブラリーなどの施設を設置し、付加価値の向上をめざす。イデオQサイアム・ラチャテウィは、プライベートリフト(各戸ごとに専有エレベーターの出口のあるプラン)など、周辺物件との差別化を図る。

 バンコクでは中間所得層の人口増加に伴い、住宅需要が増えており、三井不動産グループでは、すでにアナンダ社と共同で、マンション事業を展開している。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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