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JFEエンジニアリング、初のスマートアグリプラント「Jファーム苫小牧プラント」が完成
式典に出席した高橋はるみ 北海道知事(中央) 岩倉博文 苫小牧市長(中央右) 町村信孝 衆議院議員(中央左) JFEエンジニアリング 狩野久宣 代表取締役社長(右) Jファーム苫小牧 木村康一 代表取締役社長(左)(JFEエンジニアリングの発表資料より)[写真拡大]
JFEエンジニアリングと同社グループ会社のJファーム苫小牧は11日、北海道苫小牧市に初めてとなるスマートアグリのプラント「Jファーム苫小牧プラント」が完成し、8日に竣工式典を行ったと発表した。また、農産物の生産事業を開始したと発表した。
このプラントは、「平成25年度農林水産省強い農業づくり交付金」の一部補助を受けて建設されたものとなっている。天然ガスを燃料として利用し、電気、熱、二酸化炭素を供給する「ガスエンジン・トリジェネレーションシステム」に、オランダのPriva社による高度栽培制御システムを組み合わせたものとなっている。同社では、8月第4週からベビーリーフを出荷し、10月からはトマトの出荷を開始するとしている。
また12月には、このプラントの敷地内に、木質チップを燃料として利用し、熱と二酸化炭素を供給するバイオマスボイラ設備を設け、天然ガスが供給されていない地域でも稼動できるスマートアグリプラントのモデル実証を開始するという。さらに今後、研究中のトマトの高糖度化、ベビーリーフの収穫量向上に関する栽培ノウハウを本プラントで適用することを目指しているという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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