大日本印刷、食品・日用品向け軟包材のベトナム工場が竣工

2013年6月5日 12:24

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ベトナム工場(写真:大日本印刷)

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 大日本印刷(DNP)は5日、日用品や食品向けにプラスチックフィルム製のパウチやラミネートチューブなどの軟包材を生産するベトナム工場が本日竣工したと発表した。投資額は約40億円。

 ベトナム工場は、東南アジアのインドシナ半島および近隣諸国で事業展開するグローバル企業や日系企業、ローカル企業向けに、食品のフィルム製パウチやシャンプーの小分け袋(サシェット)、柔軟仕上剤や洗剤などのスタンドパウチ、歯磨きや化粧品などのラミネートチューブの原反などの製品を供給する。

 DNPベトナムは、大日本印刷の現地法人としてインドネシアで1972年よりパッケージ生産を行っているDNPインドネシアと連携して、インドシナ半島および近隣諸国の風土や生活様式に合わせたパッケージの開発を進め、地域に密着したパッケージメーカーを目指す。また、大日本印刷の軟包材の製造ノウハウを活かし、バリア性を保持しつつフィルムの薄肉化を図るなど、パッケージの機能向上と環境負荷低減の両立を図っていく。DNPベトナムは2016年度に50億円の売上を見込んでいる。

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