ルネサス、早期退職に予想を上回る7511人が応募 特別損失850億円を計上

2012年10月3日 17:16

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 ルネサスエレクトロニクスは3日、2012年8月9日に公表した早期退職優遇制度の実施に関し、7,511人の応募があったと発表した。対象者はルネサスエレクトロニクス本体よび国内連結子会社の社員で、募集期間は2012年9月18日から9月26日の間。退職日は2012年10月31日。

 これに伴い発生する特別損失額は約850億円であり、2013年3月期第2四半期において計上する予定。なお、早期退職優遇制度の実施に伴う人件費の削減効果は年間約540億円を見込んでいる。

 今回、当初の募集人員5千数百人を上回る応募結果となったが、国内連結子会社を含む同社グループ全体での応募人員数であり、営業・生産を含む同社グループの事業活動への大きな影響はないという。また、2013年3月期の業績予想については、特別損益に折り込んでいるその他の内容を含め現在精査中であり、修正の必要があれば別途報告するとしている。

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