日立マクセルと日立マクセルエナジーが来年1月に経営統合

2012年10月1日 13:35

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 日立マクセルと日立マクセルエナジーは1日、2013年1月1日を効力発生日として経営統合するとともに、海外事業の統括機能をMaxell Asia, Ltd.(所在地:香港)に移管することを決定したと発表した。

 経営統合の方式は日立マクセルを存続会社とする吸収合併方式で、日立マクセルエナジーは解散する。

 マクセルグループは、日立マクセルが情報メディアや粘着テープなどの機能性部材料や光学部品および電器などの製造販売を展開し、日立マクセルエナジーが民生用リチウムイオン電池やマイクロ電池を中心とする電池事業を展開してきた。

 今回、欧米・アジアの子会社を軸にグローバルな販売網を有する2社の経営統合により、両社のグローバル展開に向けた課題に一体経営で取り組むとともに、電池事業においては、販売力の強化に加え、混合分散技術や薄膜塗布技術、封止技術などのマクセルグループのコア技術を結集してさらなる高性能化の要望に応えていく。

 同時に、具体的なグローバル競争力強化の取り組みとして、電池事業を含むマクセルグループの海外事業における統括機能をMaxell Asia, Ltd.に段階的に移管するとともに、社名をHitachi Maxell Global Ltd.(仮称)に変更する。Hitachi Maxell Global Ltd.において海外事業のオペレーションを一元的に統括することにより、グローバル市場での事業規模拡大および競争力の強化を推進していく。

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