リクルート、米求人専門検索エンジン運営会社を買収

2012年9月26日 19:38

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 リクルートは25日、世界50カ国以上、26言語に対応し、グローバルで最大級のユーザー数を誇る求人専門検索エンジンを運営する米Indeed Inc.と、同社株式の100%を取得することで合意し、10月初旬(予定)に完全子会社化すると発表した。

 リクルートは、人材ビジネスの領域において、世界中の人々により多様な就業機会を提供することを目標とし、国や言語を超え、様々な求人・求職者ニーズに対して人材紹介・人材派遣・オンラインHRというフルラインナップのサービスを行う「No.1グローバル総合人材サービス企業」を目指し、業容の拡大とサービスの拡充に取り組んでいる。

 人材紹介事業については、2007年よりRGF HR Agentを中心にサービスの提供を開始し、現在中国、香港、シンガポール、インド、ベトナムに展開している。また、人材派遣事業では、2010年にThe CSI Companies,Inc.、2011年にStaffmark Holdings, Inc.とAdvantage Resourcing(AmericaとEuropeの2社)を子会社化し、北米を中心に展開を加速させてきた。

 そして今回、今後グローバルにおけるオンラインHR事業の拡大を目指すにあたり、欧米を中心に急成長を遂げているIndeed社がリクルートのグローバルプラットフォームになりうると判断し、Indeed社の子会社化に合意した。

 Indeed社は、世界50カ国以上、26言語に対応し、グローバルで最大級のユーザー数を誇る求人専門検索エンジンを運営しており、その技術力に加え、アグリゲート型検索モデル(他サイトから求人情報を抽出し自動生成するモデル)の優位性から、圧倒的なトラフィック(月間約8千万人のユニーク・ビジター数及び15億件の求人検索数)を生み出すプラットフォームを確立している。

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