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放射線を遮断するタングステン機能紙が市場に
記事提供元:エコノミックニュース
放射線を遮断するタングステン機能紙が今月中旬から市場にサンプル出荷される。京都大学大学院の平岡眞寛教授らの協力を得て、凸版印刷が開発した。
凸版印刷が7日発表したところによると「タングステンはX線やγ線などの放射線を遮蔽する機能を持つことが一般的に知られているが、タングステン機能紙はタングステンを高密度に充填することにより、タングステン自体の特長を維持したまま加工性の向上を実現できた」としている。
この製品を生かすため、同社では「医療や被災地を中心とした建築物などさまざまな用途向けにサンプル出荷を行う」としており「トッパングループが持つ建装材、産業資材関連技術とのシナジーによる新たな用途や使用方法などの検討も進める」考え。
今回の製品は「放射線検査室、放射線治療室の壁や扉、カーテンなどをはじめ、放射線の遮蔽が困難な手術室、病室での簡易遮蔽材、核医学検査室での汚染された床の遮蔽材、医薬品輸送箱などへの応用被災地・復興作業」など幅広い医療分野での利用が見込まれる。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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