三菱商事、パプアニューギニアで天然ガス事業に参画 約224億円を投資

2012年2月23日 18:07

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 三菱商事とタリスマン・エナジー社(Talisman Energy Inc、本社:カルガリー)は23日、タリスマンが保有するパプアニューギニア(以下:PNG)西部州の9つの天然ガス陸上鉱区につき、政府と合弁事業の既存パートナーによる承認を条件として、三菱商事が参画することに合意したと発表した。同取引の対価として、三菱商事は、タリスマンが負担する今後の探鉱・評価費用のうち約2億8,000万ドル(約224億円)を、自社応分に加えて負担する。今回の参画に伴い、当該9鉱区のタリスマン及び三菱商事の平均権益保有率はそれぞれ40%及び20%となる。

 また、タリスマンと三菱商事は、PNG西部州の天然ガスを集積し、将来的に年間生産量約300万トン規模のLNGとして輸出する可能性についても共同検討することで合意した。タリスマンは三菱商事を戦略的パートナーに迎え入れ、LNGビジネスにおける三菱商事の豊富な開発経験とマーケティング能力を活かし、同PNG天然ガス資産の価値を両社で最大限高めていくことを目指す。

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