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NEC、マルチメディア放送用の番組送出システムを
記事提供元:エコノミックニュース
NECは30日、地上アナログ放送終了後の周波数の一部を活用したマルチメディア放送用の番組送出システムをmmbiより受注したと発表した。
マルチメディア放送は、世界初の「ISDB‐Tmm」方式を採用し、放送と通信のメリットを活かした新しいマルチメディアサービスを携帯端末向けに提供するものである。同サービスでは、番組などが自動的に携帯端末に蓄積される「蓄積型放送サービス」と、ニュースやスポーツ番組などを高画質かつ高音質で提供する「リアルタイム型放送サービス」が提供される。
NECが受注したのは、mmbiが提供する番組を全国の送信所へ送出する「マスター・APSシステム」などで、番組編成に従って番組素材を再生し、デジタル圧縮処理や多重化を行って送出する一連の業務を同社が担う。
今回の受注は、NECが番組送出システムで国内トップの納入実績を持ち、BSデジタル放送や地上デジタル放送などの新サービスの登場に合わせ、対応するシステムや機器を提供していることや、「ISDB‐Tmm」にも規格策定の段階から積極的に参画しており、同規格に対応した機器の開発にいち早く着手していたことなどが高く評価された格好だ。同社は今後も「ISDB‐Tmm」規格による新規サービスの発展を推進し、マルチメディアサービス関連の事業について今後5年間で200億円の売上を目指す。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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