日経平均、前場394円高 米株反発で買い戻しも上値重く

2026年3月24日 12:52

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記事提供元:エコノミックニュース

日経平均、前日急落から反発し5万1910円 中東懸念の一服で買い戻し優勢

日経平均、前日急落から反発し5万1910円 中東懸念の一服で買い戻し優勢[写真拡大]

今回のニュースのポイント

・反発も戻りは限定的: 前場の終値は5万1,910.42円。前日の急落(終値5万1,515円台)からは約400円上昇しましたが、5万2,000円の大台を前に一進一退の攻防が続いています。

・外部環境の好転: 米国の対イラン姿勢を巡る懸念が和らぎ、米主要3指数はいずれも前日比で1〜2%程度上昇するなど大きく反発。原油高への過度な警戒感が後退したことが、東京市場の支えとなりました。

・戻り待ちの売りが重石: 前日の大幅下落を受け、利益確定や戻り待ちの売りも多く、一方向の上昇には至らない「もみ合い」に近い展開となりました。

 24日前場の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比394.93円高の5万1,910.42円となりました。前日の大幅安から一夜明け、市場はやや落ち着きを取り戻す展開となっています。寄り付きから買いが先行したものの、5万2,000円台の手前では利益確定売りや様子見ムードも強く、自律反発を試しながらも上値の重さが意識される前場となりました。

 今回の反発の背景には、外部環境の改善があります。前日の米国株式市場では、トランプ大統領がイランとの対話継続や、攻撃を5日間延期するよう国防総省に指示したことなどに言及しました。これを受けて米主要3指数はいずれも前日比で1〜2%程度上昇するなど大きく反発。原油価格の上昇懸念も一服したことで、東京市場においても「中東情勢の悪化による世界株安」という悲観シナリオから、一旦はリスク回避の動きが後退。朝方から幅広い銘柄に買い戻しが入りやすい地合いとなりました。

 日経平均はCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の先物上昇を引き継ぐ形でプラス圏からスタートし、その後も前日終値を上回る水準を維持して推移しました。しかし、前日に1,000円規模の急落を演じた直後とあって、投資家の慎重姿勢は崩れていません。戻りを待っていた売り注文が厚く、節目となる5万2,000円の大台を固めるまでには至りませんでした。「一方向の力強い上昇」というよりは、下値を確認しながらリバウンドの強さを探るもみ合いに近い動きとなっています。

 投資家心理は落ち着きを取り戻しつつあるものの、依然として慎重姿勢は崩れておらず、極端なパニック売りは収束した格好です。相場の不透明感が完全に拭い去られたわけではなく、後場の動きを注視する様子見ムードも根強く残っています。

 後場の焦点は、為替の動向と海外市場の反応に集約されます。ドル円相場が159円前後で落ち着きを見せるのか、あるいは再び円高・円安どちらかに振れるのかが指数を左右するでしょう。また、アジア株全体の反発基調が維持されるか、欧州時間の取引開始に向けて米株先物がどの方向に動き出すかも重要なポイントです。日経平均が5万1,500円台を下値目安として維持しつつ、5万2,000円台への足場を固めることができるかどうかが、今回の調整局面の一つの試金石となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

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