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人事部のパートナー:インソースは、アルハラ/セカハラ/ロジハラ講座も開設
つくづく便利な時代になったという意味では、インソース(6200、東証プライム市場)の存在にもそれを痛感する。
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インソースは企業などの人事担当部門向けに、多面的な講師派遣や公開講座を展開している。久方ぶりに覗いてみようと思ったのは、好調な収益動向だった。需要の多さを改めて痛感させられた。
2022年9月期「25.6%増収、40.1%営業増益、6円増配21.5円配」以降の3期間を見ても、「14.5%増収、17.0%営業増益、13円配(1対2の株式分割を勘案すると26円配)」「15.7%増収、25.3%営業増益、7円増配20円配」。そしてこの間毎期最高純益更新。
今25年9月期も「16.2%増収(145億円)、11.8%営業増益(55億円)、3.5円増配23.5円配、純益最高益更新」計画。
前期の実績は「講師派遣事業:DX研修中心に研修実施回数前年比9.2%増」「公開講座事業:受講者数14.3%増」「ITサービス事業:eラーニング視聴に必要な学習(教育)管理システム中心に9%増の133件」、といった具合。インソースでは「人的資本経営を通じた企業価値向上に、底堅いニーズがある」と括った。
至27年9月期の中計でも、流れを反映した計画が掲げられている。
「売上高200億円(24年9月期比60%増)、営業利益78億円(58%増)、純益53億円(58%増)」。背景として、こう説明している。
「DX関連サービスラインナップを、グループ全体で拡充。AI活用研修や動画教材、コンサルティングなど、サービスの選択肢とデリバリーを増強する」
「行政向けのコンテンツ開発、及び営業体制の強化。コロナ禍の研修休止期間を経て、行政組織の教育ニーズも変化している。デジタルスキル、政策形成、業務改善を中心に行政向けサービス提供を強化する」
「新規成長分野『ライジング・ネクスト(オンラインセミナー事務代行、地方創生事業)』の開発・販促を強化する」
本稿作成中の時価は、1000円トビ台半ば。日経電子版に暫く前から、なんとも便利なツールが登場した。『●●企業の過去10年間の株価パフォーマンス』。仮に2016年7月21日の初値で買い保有していると修正済み株価パフォーマンスは13倍近い。「中長期投資姿勢が賢明」と映る・・・。「ここまで調べた上は、投資家の判断が全て」ではあるが・・・。
ところでインソースを覗いていて、改めて「時代」を感じさせられた。「ハラスメント」。テーマとした公開講座も行われているのだろう。「セクハラ」「パワハラ」をはじめ「モラハラ」「セカハラ」「アルハラ」「マタハラ」「エイハラ」「ロジハラ」etcをホームページで目にした。時代に応じた口座開設が求められている証し、と言えよう。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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