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神戸の商業施設「須磨パティオ」、1番館リニューアルオープンが12月10日に
須磨パティオリニューアルオープンの宣伝ポスター(こうべ未来都市機構発表資料より)[写真拡大]
神戸市の第三セクター・こうべ未来都市機構は、須磨区の市営地下鉄名谷駅前の商業施設「須磨パティオ」(須磨区中落合)1番館のリニューアルオープンを、12月10日と決めた。神戸市が人口減少対策に進める「リノベーション神戸」の目玉事業の一つで、新規10店を含む36店舗が登場する。
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須磨パティオは、1番館、2番館、3番館、健康館で構成し、須磨ニュータウンの中核商業施設として1980年に開設された。延べ床面積約3万3,000平方メートルで、うち売り場面積約1万7,000平方メートル。物販、飲食、各種サービス計85のテナントが出店し、ここ数年60~75億円を年間に売り上げている。
今回のリニューアルでは、1番館1階に神戸の多様な名店を集めた食物販エリア「パティオマルシェ」、2階にキッズスペース「こどものくに」を新設する。新規出店店舗は、神戸元町の人気洋食店「クアトロ」、コロッケの「鬼平」、ハンバーガーの「マクドナルド」、青果の「八百太商店」、メガネの「パリミキ」、菓子の「マルシゲ」など。2025年3月には3番館へのフードコート新設などを進め、須磨パティオ全体のグランドオープンを予定している。
神戸市は1995年の阪神淡路大震災で大きな被害を受け、復興を急ぐ中、拠点整備や美化、子育て支援などで後れを取って近隣の兵庫県明石市、西宮市などへ子育て世帯が流出。人口減少が大きな問題に浮上してきた。4月には人口が約149万人となり、22年ぶりに150万人を下回っている。
こうした状況を打開するために進めている事業がリノベーション神戸で、名谷駅だけでなく、西区の市営地下鉄西神中央駅、垂水区のJR・山陽電鉄垂水駅など人口減少が深刻な郊外の拠点をリノベーションし、魅力あるまちづくりを進めている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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