西荻窪の高架下開発、「シャトレーゼ」など3店が第2期開業 憩いの場所も開放へ

2024年7月19日 09:32

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高架下商業施設の全面開業イメージ(ジェイアール東日本都市開発発表資料より)

高架下商業施設の全面開業イメージ(ジェイアール東日本都市開発発表資料より)[写真拡大]

 JR東日本グループのジェイアール東日本都市開発は、東京都杉並区のJR中央線西荻窪駅-吉祥寺駅間で進めている高架下商業開発(杉並区松庵)で、スイーツの「シャトレーゼ」など3店を第2期開業として7月22日から順次開業する。2023年度からスタートしている事業で、2025年度には3期開業を予定している。

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 商業施設は西荻窪駅から西へ徒歩5分の中央線高架下約200メートルに整備されている。2階建て施設で、開発総面積約5,000平方メートル。2023年11月の第1期開業では、最も西側にある広さ約1,000平方メートルの区画に核店舗となるスーパーの「オオゼキ西荻窪店」が開業している。3期に分けて工事しており、全8店舗を誘致する計画。

 第2期開業区画は、高架下商業施設全体の中央部に位置する広さ約1,100平方メートル。22日に学童保育・習い事の「えすこーと」が2期開業区画の2階、24日にシャトレーゼが1階、売り場併設のシェアスペースの「西荻[b]」が9月に2階でそれぞれ開業する。

 第2期開業に合わせ、オオゼキ西荻窪店隣接の駐輪場2階に地域の憩いの場所となり、地域活動に利用できる広場を開設する。施設の外構部には多摩産などの木材を使用し、健全な木材サイクルの実現に寄与する。敷地内には緑化された歩道を整備し、高架下の歩行者ネットワークの充実にも気を配る。

 現地は高級住宅地として知られる松庵地区が近くにありながら、下町情緒が残る。堅苦しさのない住みやすい街としてしばしば、住みたい街ランキングの上位に入ってきた。2025年度中に予定される第3期開業では、そんな西荻窪の日々の暮らしに寄り添う商業施設という開発コンセプトに賛同する業者の誘致を進める。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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