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オーケーが関西初出店、高井田店を11月下旬にオープン
首都圏1都3県で155店を展開するディスカウントスーパー「オーケー」は、大阪府東大阪市に11月下旬、高井田店(東大阪市高井田本通)を開設する。関西での店舗オープンはこれが初めて。首都圏で高い顧客満足度を保ってきたオーケーの進出で、関西のスーパー業界は競争が激化しそうだ。
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オーケー高井田店は地下1階、地上5階建て。売り場面積約2,500平方メートルの店舗のほか、約200台収容の駐車場、オーケーの関西事務所が入る。関西の旗艦店とする位置づけで、大阪メトロ中央線の高井田駅北西にある東大阪市の所有地を2022年、子会社を通じて取得していた。
販売方針は首都圏の店舗と同じ。毎日を特売日と位置づけ、品質の高い商品を厳選して格安で販売する。オーケーの商品価格が近隣の競合店より高い場合は、値下げ販売する。仕入れ先が納入価格を下げたときなども、販売価格をさらに引き下げる。
オーケーは2021年、関西スーパーマーケット(現関西フードマーケット)を買収して関西へ進出する方針を打ち出した。しかし、関西スーパーマーケットが阪急阪神東宝グループのエイチ・ツー・オーリテイリングと経営統合し、傘下に入ったことから、他社と提携せずに単独で関西へ出店する方針に転換していた。
地方では、コロナ禍や人口減少などからスーパーの撤退、閉店がたびたび問題になっているが、関西のスーパー業界は平和堂や関西フードマーケット、万代、神戸物産、コープこうべ、オークワなどが激しい販売競争を繰り広げてきた。そこへ東海地方が本拠のバローホールディングス、関東地方が本拠のロピアが進出し、各地で関西発祥スーパーとの競争がさらに激化している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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