ボンベルタ成田、2024年夏に改装して「そよら成田ニュータウン」へ

2023年12月1日 08:38

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そよら成田ニュータウンの開業イメージ(イオンリテール発表資料より)

そよら成田ニュータウンの開業イメージ(イオンリテール発表資料より)[写真拡大]

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 イオングループのイオンリテールとボンベルタは、2024年夏に、千葉県成田市の商業施設「ボンベルタ成田」(成田市赤坂)をリニューアルに合わせて、イオンリテールが展開する都市型ショッピングセンター「そよら」ブランドの「そよら成田ニュータウン」に転換する。2029年の成田空港拡張に向け、訪日外国人観光客を取り込める商業拠点を目指す。

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 そよら成田ニュータウンは、本館とアネックス館で構成し、総賃貸面積約3万4,000平方メートルに約80店が入る予定。核店舗は総合スーパーの「イオンスタイル」が務める。鮮度の高い食品を中心に構成し、普段使いに便利な店舗とする。

 急回復している訪日外国人観光客の多くは、来日、離日のいずれかに成田空港を使っている。日中関係の悪化で中国人観光客数が伸びない中、10月は日本政府観光局が推定した1カ月間の訪日外国人観光客数が初めてコロナ禍前の2019年を超え、成田空港は活気づいている。

 このため、訪日した外国人観光客の来店を見越し、調剤薬局を併設したヘルス&ビューティー売り場に力を入れるとともに、訪日外国人観光客と地元の子育て世帯らが交流できるイベントを随時開催する。

 ボンベルタ成田は1992年に開業し、スーパーの「マルエツ」など77店が入居している。成田市では2029年の成田空港拡張に向け、成田空港やJR成田駅に近い赤坂地区で新しい街づくりが計画されている。これに合わせ、館内のリニューアルに入っている。

 リニューアル完成を前に2024年3月、イオンリテールと運営会社のボンベルタ成田が合併する。2024年夏のリニューアルは第1弾と位置づけられており、第2弾以降の予定は未定としている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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