無印良品、岐阜県可児市に図書館併設の店舗 県内最大の面積で11月23日開業へ

2023年11月13日 17:41

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無印良品ヨシヅヤ可児の店舗イメージ(良品計画発表資料より)

無印良品ヨシヅヤ可児の店舗イメージ(良品計画発表資料より)[写真拡大]

  • 店内のイメージパス(良品計画発表資料より)

 無印良品を展開する良品計画は、岐阜県可児市に市立図書館の分館を併設した新店舗「無印良品ヨシヅヤ可児」(可児市下恵土)を、11月23日にオープンする。図書館併設の店舗は無印良品初となり、岐阜県内最大の店舗面積で若者や子育て世代が買い物の途中で立ち寄れる施設を目指す。

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 無印良品ヨシヅヤ可児は、店舗面積約3,000平方メートル。東海地方でショッピングセンターを展開する義津屋のヨシヅヤ可児店が核店舗を務める、可児ショッピングプラザパティオの1階に登場する。

 店舗では暮らしに欠かせない日用品を中心に、紳士・婦人・子ども服、服飾雑貨、台所用品、収納商品などを幅広くそろえる。食品は要望の多い冷凍食品を扱い、ミールキットや国産黒豚肉入りギョーザ、塩こうじ唐揚げなど人気商品を集める。使わなくなった衣料品や廃プラスチックの回収など環境保護の拠点としての役割も果たす。

 無印良品の店舗面積とは別に、約660平方メートルの広さを確保して可児市立図書館の分館に当たる「可児市立カニミライブ図書館」が店舗内に出店する。分館の運営は可児市で進める予定で、無印良品の店舗と同時にオープンし、買い物の途中で立ち寄り、本を借りることができる場所とする。分館と店舗の間には垣根を置かず、自由に通れるようにする。

 さらに、30年以上にわたって市民に親しまれてきた移動式図書館の「ひまわり号」をセンターコートに展示、地域活性化拠点のシンボルとしての役割を任す。

 無印良品を運営する良品計画は6月、可児市と地域活性化に向けて包括連携協定を結んでいる。分館の開設はその一歩で、地域の商業拠点の中に市民の憩いの場所を設け、暮らしをより豊かにするための施策とする。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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