札幌エスタの「ビックカメラ」や「ユニクロ」、東急百貨店札幌店に移転 9月開業へ

2023年7月26日 16:51

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ユニクロ、ジーユーの新店舗イメージ(ユニクロ発表資料より)

ユニクロ、ジーユーの新店舗イメージ(ユニクロ発表資料より)[写真拡大]

 北海道新幹線の札幌延伸に伴うJR札幌駅周辺の再開発により、商業施設の札幌エスタ(札幌市中央区北5条西)が8月末で閉館する。これに伴い、札幌エスタで営業していた家電量販店の「ビックカメラ」、ファッションの「ユニクロ」「ジーユー」、ゲームセンターの「バンダイナムコアミューズメント」が、近くの東急百貨店札幌店(札幌市中央区北4条西)に移転し、9月から順次開業する。

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 ビックカメラ札幌店は札幌エスタで8月いっぱい営業を続け、9月1日から東急百貨店札幌店の5、6階にある約6,600平方メートルの売り場に移り、営業を再開する。5階はテレビやスマートフォン、パソコン、自転車、おもちゃ、ゲームなど、6階はカメラや生活家電、健康家電、時計などを販売する。

 ファーストリテイリング傘下のユニクロとジーユーは、両ブランドの「札幌エスタ店」をそれぞれ「東急百貨店さっぽろ店」と名前を改めて東急百貨店札幌店の7階に移転し、9月8日にオープンする。札幌エスタでは別々の階に店舗を構えているが、ワンフロアに併設される。売り場面積はユニクロが約1,800平方メートル、ジーユーが約900平方メートルとなる。このほかバンダイナムコアミューズメントは、9階に店舗を構える予定だ。

 東急百貨店札幌店は、10月に開店50周年を迎えるのを受け、段階的に館内の改修を進めている。このうち、1~4階は既にリニューアルを終え、4月から順次オープンした。5~9階は高い集客力を持つ大型テナントを集め、店舗全体の魅力を高める方針で、8階に入居する「ハンズ札幌店」以外は札幌エスタに入っている大型店がそろって移転する形になった。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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