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米UPS、トラック全車エアコン装備開始を宣言 新車全装備は来年頭から
記事提供元:スラド
驚いたことに米国のUPSの配送トラックにはエアコンが付いていないものが多いようだ。米大手配送のUPSは6月13日、今後に購入する配送車にエアコンを設置すると発表した。同社のこれまで多くの車両には、乗り降りのときのドアの開け閉めが多く、効率が悪いなどの理由でエアコンが備わっていなかった。この結果、従業員が熱中症になるだけでなく、それが原因と疑われる死亡事例も発生していたという(乗りものニュース)。
近年、都市部でのヒートアイランド現象や熱波が問題となっており、夏場の気温上昇による熱中症の発生も増えていることから、現場からは車両に空調設備を追加するよう要望が出ていたという。また同業他社がエアコン完備の配送車両を使用していたこともあり、UPSも対応する決断をしたようだ。発表によれば、2024年1月1日以降に購入されるUPSの配送車両にはキャブ内の空調設備が義務付けられ、同社が保有する車両の大部分を占めるウォークスルーバンには荷台と運転席の空気循環のためのファンが設置される予定とのこと。
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