東武・竹ノ塚駅高架下にアーケード商店街、2024年度上期に登場へ

2023年5月11日 08:35

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アーケード商店街の開業イメージ(東武鉄道発表資料より)

アーケード商店街の開業イメージ(東武鉄道発表資料より)[写真拡大]

  • 商業施設の配置位置(東武鉄道発表資料より)
  • 完成イメージ(東武鉄道発表資料より)

 東武鉄道は、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)・竹ノ塚駅周辺の高架下に、アーケード商店街(足立区西竹の塚)を整備する。2022年に線路が高架化されたのに伴い、駅周辺のにぎわいを増すためで、アーケード商店街の開業は2024年度上期になる見通し。

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 アーケード商店街は、竹ノ塚駅周辺の高架下約5,300平方メートルに商店街らしいアーケードを設置。鉄骨平屋建ての店舗に物販や飲食など、周辺住民や駅利用者が日常の暮らしに便利な約25店を誘致する。延べ床面積は約3,300平方メートルで、うち店舗面積が約2,300平方メートル。6月から工事に入り、2024年5月に完成させる計画。

 東武鉄道が公表した完成イメージ図では、高架化された上り線と下り線の下に店舗を置き、その中間にアーケードを設置。どこか懐かしい下町のイメージを醸し出す仕上がりを目指している。

 竹の塚地区は足立区の北部に位置し、隣接する埼玉県川口市、草加市、八潮市にまたがる広域通勤圏の中心地として発展してきた。竹ノ塚駅周辺には公団住宅や都営住宅が立ち並び、駅ビルの商業施設や多くの店舗が駅周辺のにぎわいを形成している。

 東武鉄道は東京都墨田区のとうきょうスカイツリー駅、埼玉県春日部市の春日部駅などの周辺で、東武スカイツリーラインの高架化を沿線地方自治体などと共同で進めている。竹ノ塚駅周辺では足立区の都市計画事業「東武伊勢崎線連続立体交差事業」として高架化を進め、2022年3月に線路が高架上を走るようになった。

 これに伴い、東武鉄道は足立区、都市再生機構と竹ノ塚駅周辺の街づくりに関する協定を結び、駅周辺のにぎわいをさらに増すための計画を練っていた。その結果、多世代が暮らしやすい街を目指し、高架下にアーケード商店街を設けることにした。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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