串カツ田中、米ポートランドで新ブランドのカフェ出店 全米展開目指す

2022年6月15日 07:11

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TANAKAの店舗外観(画像:串カツ田中ホールディングスの発表資料より)

TANAKAの店舗外観(画像:串カツ田中ホールディングスの発表資料より)[写真拡大]

  • TANAKAで提供するカツサンドのイメージ(画像:串カツ田中ホールディングスの発表資料より)
  • 店舗のデザインイメージ(画像:串カツ田中ホールディングスの発表資料より)

 串カツ田中ホールディングスは14日、米オレゴン州のポートランドに新業態のカフェ「TANAKA(タナカ)」をオープンすると発表した。事業立ち上げや実運営は、2021年1月設立の米子会社TANAKA INTERNATIONALが担う。米国では受け入られにくい居酒屋の業態ではなく、カフェという新ブランドを立ち上げることで、今後は米国全土への店舗展開を目指すという。

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 TANAKAで提供する商品の目玉は、「Katsu Sando(カツサンド)」。店内で焼く自家製のミルクブレッドに揚げたてのカツ、串カツ田中のレシピを継承したソースを挟み込む。カツの衣のパン粉にも自家製パンを使用。ソースは化学調味料不使用で、ヴィーガンに対応できるよう植物性の食材を用いて調合した。カツの具材にはバリエーションを持たせ、鶏、豚、魚、牛、植物性食品など数種類で提供する。

 串カツ田中グループがTANAKAの店舗展開で目指しているのは、寿司やラーメンのように米国内で「Katsu Sando」を浸透させること。米国北西部の第2の都市であるポートランドを起点にKatsu Sandoを食文化として根付かせ、全米でのチェーン展開を目指している。そのコンセプトの下、店内では調理工程が見えるようなキッチンデザインを採用し、顧客が見て楽しめる造りにしている。

 カフェに欠かせないコーヒーは、ポートランドの地元コーヒー専門店と焙煎を共同開発。併設するオリジナルコーヒーバーで提供する。ビールやワインなどアルコールも数点ずつメニューに含まれているが、ノンアルコール飲料の方が種類が多く、バリエーションがある。その他、パンやケーキなども取り扱う。

 串カツ田中ホールディングスの創業は2002年。個人事業で飲食を営んでいた貫啓二氏(現社長)が、前身のケージーグラッシーズを設立した。メイン事業である「串カツ田中」は08年に直営1号店をオープン。以来、国内で順調に店舗数を増やし、16年には東証マザーズ上場、19年には東証1部上場を果たしている(現在はスタンダード市場)。

 コロナ禍では一部退店もあったが新規出店も継続。19年11月時点は直営・フランチャイズ併せて273店だったものを、21年11月時点には309店まで伸ばした。また禍中の20年3月には、非アルコール業態の店舗展開を担うセカンドアローを設立。鳥と卵で和食や洋食を提供する「鳥玉」を中心に事業を展開している。

 TANAKAもコロナ禍中の2年間をかけて構想。以前から串カツ田中で全米でのチェーン展開を検討していたが、今回新ブランドを出店するに至ったという。TANAKAのオープン予定日は22年6月25日。串カツ田中グループの新たな挑戦となる。(記事:三部朗・記事一覧を見る

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