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NTT都市開発など、広島市中央公園で商業施設と広場整備 2024年開業へ
広島市中央公園の商業施設、広場の完成イメージ(NTT都市開発発表資料より)[写真拡大]
広島市中央公園(中区基町)で建設中の新サッカースタジアムの周辺で、NTT都市開発など10社の企業グループが計画している商業施設と広場の整備が、広島市から公募設置計画の認定を受けた。NTT都市開発などは2024年8月の開業を目指し、基本設計に着手する。
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NTT都市開発などは2021年、広島市が公募した中央公園広場エリアの整備・管理運営事業者に選ばれ、商業施設と広場の整備計画を提出していた。事業者はNTT都市開発のほか、エディオン、広島電鉄、RCC文化センター、中国新聞、NTTアーバンバリューサポート、NTTファシリティーズ、大成建設、日本工営、UID。
整備計画は建設中の新サッカースタジアムと一体となり、新たなにぎわいの創出を目指す。スタジアム東側、西側の広場エリア、基町環境護岸の合計9.7ヘクタールが対象。低層階のカフェやレストラン、アウトドアグッズの販売店、休養施設、遊戯施設、広場、園路などを設ける。
テントやバーベキュー用品の貸し出し、広島県の歴史や文化を体験するイベントの開催も検討している。事業費は最大3億円。NTT都市開発など企業グループが1割以上を負担し、19年間の管理運営を担う。
広島市中央公園は広島城近くの市中心部に位置する都市公園で、広島グリーンアリーナ、ひろしま美術館、ファミリープールなど体育、文化施設が集まり、市民の憩いの場所として活用されている。
サッカースタジアムは2024年2月のオープンを目指し、2月に着工した。約3万人の観客を収容し、Jリーグのサンフレッチェ広島がホームとして使用する。現在のエディオンスタジアム広島は、中心部から離れた広島市安佐南区にあり、中心部にスタジアムを移すことでこれまで以上の観客動員を見込んでいる。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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