スズキ、新型SUV「S-CROSS」発表 2021年末に欧州で発売

2021年11月27日 12:13

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スズキ・S-CROSS(画像: スズキ発表資料より)

スズキ・S-CROSS(画像: スズキ発表資料より)[写真拡大]

 スズキは25日、新型SUVの「S-CROSS(エスクロス)」を世界初公開した。生産はハンガリーの子会社で行ない、2021年末に欧州で発売。その後、中南米、大洋州、アジアなどに展開する予定だ。日本での発売は現時点で未定だ。

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 S-CROSSは、スズキのクロスオーバーである「SX4 S-CROSS」に全面改良を加えたモデル。日本では2006年に「SX4」としてデビューし、2013年に「SX4 S-CROSS」に名前が変わったものの、2020年12月に販売終了となった。S-CROSSは実質的にSX4シリーズのDNAを引き継ぐ形になっている。

 スズキはSX4 S-CROSSについて、欧州を中心にヒットさせてきた実績がある。全面改良を受けたS-CROSSにより、既存顧客の満足度を引き上げると共に、新規ユーザーの取り込みも狙う。

 S-CROSSのポイントはスタイリングと技術、そして使い勝手だ。スタイリングでは大型グリルのあるフロント部で第一印象をアピールする。フロントとリヤにおけるバンパーやランプを高く位置づけ、SUVらしい躍動感を示す。インテリアでも9インチのHDディスプレイオーディオを採用。車両情報やカメラ映像、スマートフォンとの連携などで安心の運転環境を構築する。

 技術面では「ALL GRIP」に注目したい。走行モードを環境に合わせて選べるため、燃費走行や雪道への対応などを使い分けられる。全グレードにマイルドハイブリッドを搭載しており、小型SUVらしい燃費性能にも期待がかかる。

 使い勝手の面では、大人5人がくつろぎやすい空間を重視した。大開口のサンルーフも加わっており、小型SUVながら開放感を味わえる。アウトドアや家族での外出など、長距離移動を楽しめるようにするためだ。

 2022年後半には、S-CROSSにストロングハイブリッドモデルを採用予定だ。

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