愛知のJR豊橋駅前再開発、商業・農業・公共の複合施設が11月オープンへ

2021年7月3日 09:30

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複合施設のイメージ(豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合発表資料より)

複合施設のイメージ(豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合発表資料より)[写真拡大]

 愛知県豊橋市花田町のJR豊橋駅前再開発で商業、農業、公共の複合施設が11月27日グランドオープンする。事業を進める豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合が明らかにした。このうち、東三河広域連合旅券センターなど行政窓口は図書館を除いて7月、にぎわい創出拠点となる広場は10月に先行オープンする。

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 再開発ビルは東西2棟で構成され、今回オープンするのは東棟。東棟は地下2階、地上24階建てで、南側に低層棟と多目的広場を併設する。1階にフードホール、レストラン、マーケットが入る市場、2階に豊橋市国際交流協会、2~3階に豊橋市まちなか図書館が入る。

 4階は全10社のオフィスと東三河広域連合旅券センター豊橋窓口、豊橋市駅前窓口センターが入居する。5階は東三河の企業や大学、住民が集い、研修や生涯教育を受ける学びの場を設ける。低層棟の屋上では約30人の農業生産者が参加する屋上農園を開設、収穫物を1階の市場で販売する。7階以上は128戸のマンションで、既に販売されている。

 広場はさまざまな用途に使用できる多目的空間と、憩いの場所となるみどりの空間を設置し、イベントやフリーマーケットの会場として地域のにぎわいづくりに貢献させる。再開発で取り壊された児童広場の桜やベンチは広場に継承する。西棟は地下1階、地上20階建てで、2022年に着工し、2024年の完成を目指す。

 再開発場所は豊橋駅から東へ約300メートルの旧明豊ビルなどの跡地約1.5ヘクタール。2008年ごろから地域振興の拠点整備を訴える声が上がり、2016年に再開発組合が発足して2018年から東棟の建設工事に入っていた。再開発組合は「フードバレー構想」を掲げ、先進的な農家や料理人が集うフードクリエーターの聖地を目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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