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ヤマハ発動機、ハイパーEV向け電動モーターユニットの試作開発受託を開始
ヤマハが2021年5月26日から開催される「人とくるまのテクノロジー展2021横浜」に出展する電動モーターユニット試作品(350kWクラス)[写真拡大]
ヤマハ発動機は、最大出力350kWクラスの電動モーターを新たに開発したと発表した。新製品はハイパーEVをはじめとした高出力帯のモビリティ向けに業界最高クラスの出力密度を実現する電動モーターユニットであり、既に4月から試作開発受託を開始しているとしている。
ヤマハでは2020年より四輪車をはじめとするモビリティ向け電動モーター(35~200kW)の試作開発を受託している。が、新たにハイパーEVなど高出力帯モビリティへの搭載を想定した最大出力350kWクラス(動作電圧800V)の電動モーターユニットを開発した。
今回開発した電動モーターの大きな特徴は、ギア、インバーターを一体化したコンパクトな機電一体型の電動モーターユニットであり、車両へ複数ユニット搭載する用途を想定しているという。
同社では試作開発受託にあたって、モーターサイクルをはじめ幅広い製品群に柔軟に対応してきた鋳造・加工・組立を中心とした生産技術、試作設備等を活用し、顧客要望に沿った試作モーター開発を短期間で実現するとしている。
なお、350kWクラスをはじめとする電動モーター試作品は、2021年5月26日~28日に開催される「人とくるまのテクノロジー展2021横浜」に出展する予定だ。(編集担当:吉田恒)
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