ダイハツ、マレーシアで新型SUV「アディバ」発売 DNGAの海外展開第1弾

2021年3月5日 08:17

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Ativa(画像: ダイハツ工業の発表資料より)

Ativa(画像: ダイハツ工業の発表資料より)[写真拡大]

 ダイハツ工業は3日、マレーシアで自動車生産・販売を行う現地合弁会社であるプロドゥアから、新型SUV「Ativa(アディバ)」を発売した。

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 ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の海外展開第1弾となり、今後を占う車種である。希望小売価格は61,500リンギット~72,000リンギット(約162万円~189万円)。

■兄弟車はロッキー

 「アディバ」は、国内で販売されているロッキーの兄弟車となる。外観はロッキーそっくりで、違う部分を挙げるとするならば、フロントバンパーとフロントグリル、リヤバンパーの形状くらいである。

 フロントバンパーはロッキーの台形とは違い、逆三角形をベースにデザインされており、サイドからフロントグリルに向かってL字のモールがついたような形。フロントグリルは、ロッキーがランプまでつながっていない形状に対し、アディバはランプまでつながっている。

 リヤバンパーに関しても、ロッキーはリヤバンパー下部とサイドのみをブラックアウトさせているが、アディバはフロントバンパーと同じようなモールが装着されており、ナンバープレート上までブラックアウトしていることがわかる。

 インテリアには目立った違いは見当たらない。兄弟車だけあって形状などはひと通り同じだ。写真を見る限り、シートの素材が違うくらいしか見当たらない。

 安全装備であるスマートドライブアシストもひと通り装着されており、AHB、LDW、LKCや衝突軽減ブレードなどがラインアップに記載されている。その他ヒルホールドアシストやエマージェンシーストップシグナル(ESS)なども用意されている。

 エンジンもロッキーと同じ1Lターボを使用しており、トランスミッションはCVT(D-CVT)となっている。定員は5人。

■カスタマイズパーツがカッコイイ

 アディバにはGearUpと呼ばれるカスタマイズパーツがあり、フロントバンパーやリヤバンパー、サイドスカートなどに装着することでよりワイルド感を演出できる。このタイプを日本で販売すれば、ある程度の売り上げが出るのではなかろうかと思うくらい、個人的にはこちらのほうが気に入っている。

 ダイハツはアディバを皮切りに、今後もDNGA商品を随時ラインアップに加え、顧客の要望に応えていくとしている。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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