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トヨタRAV4、米運輸省が発火の恐れで調査 約190万台が対象
米運輸省は、トヨタのSUV「RAV4」に発火の恐れがあるとして、約190万台に対し調査を開始した。これまでに米国ではバッテリー付近での発熱による発火が11件の報告されているという。
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米運輸省によれば、2013年から2018年までに製造されたRAV4が対象で、いずれもバッテリー付近からの発火が報告されているという。また発火発生前には速度低下を起こしたと、約半数のドライバーが証言している。
火災原因は、12Vバッテリーである可能性が高いことが、米運輸省の調査で判明したという。だが不適切なバッテリー交換や、事故時の修理が原因である可能性も指摘されている。一方で、同様の作業は他車種でも行われているものの、RAV4は他車種より発火事例が多いため、今回の調査に踏み切った。
RAV4に関しては、過去にも2008年製でも発火が報告され、米国でリコールが出されていた経緯がある。
この時には、パワーウィンドウスイッチの不具合が発火の原因であり、この他にもトヨタ・カムリ、ハイランダーハイブリッドも同様に発火が発生し、合計161件の火災と9名の負傷者も出している。
RAV4は、世界的に人気が高まっているSUVだが、今回発火が報告された2013年から2018年までのモデルは日本では販売されていない。
国内でも、車両火災のニュースをたまに見る機会はあるが、そのほとんどはユーザーの整備が原因で起きている。特に社外品の電装品をDIYで取り付けているユーザーは注意が必要だ。
電装品は、誤った取り付け方法を行うと非常に危険であり、昔から車両火災原因の1つとされている。また、オイル交換後もオイルフィラーキャップの取り付け不備でオイルが噴出し、火災が発生した事故もある。
今回北米で起きた発火も、事故やバッテリー取り付け不具合が原因であることも指摘されていることから、事故を起こした時には、専門業者に依頼することは言うまでもなく、クルマの電気に詳しくなければバッテリー交換も専門業者に依頼すべきだ。
国内で販売されているRAV4は今回の調査対象ではないが、国内で販売されているどのクルマも、使い方を間違えると火災リスクがあることを理解していたほうが良いだろう。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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