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ヨドバシ仙台第1ビルの完成イメージ(ヨドバシホールディングス発表資料より)[写真拡大]
家電量販店大手のヨドバシホールディングスは、仙台市宮城野区榴岡のJR仙台駅東口に、新商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」を建設する計画を明らかにした。商業店舗を中心に一部オフィスが入る12階建てで、2023年春の完成を目指す。東七番町通りを挟んでヨドバシ仙台第2ビルが営業しており、ヨドバシ仙台第1ビルの完成で東口のにぎわいがさらに増しそうだ。
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ヨドバシ仙台第1ビルは、現在平面駐車場として利用されている約1万5,000平方メートルの敷地に建てられる、鉄骨地下1階地上12階建て延べ約7万7,000平方メートル。出店する店舗などはまだ決まっていないが、ヨドバシカメラなどの商業店舗を中心に、オフィス、駐車場が入る予定。設計・施工は鹿島建設が請け負う。
通りを挟んだ東側には2012年、地下1階地上8階建て延べ約3万6,000平方メートルのヨドバシ仙台第2ビルが完成。1~3階にヨドバシカメラマルチメディア仙台が約1万5,000平方メートルの売り場で営業している。
ヨドバシカメラ仙台駅前店は1991年、仙台駅西口で開業したが、数回の移転のあとヨドバシカメラマルチメディア仙台としてヨドバシ仙台第2ビルに移転した。ヨドバシ仙台第2ビルでの営業は当初から暫定店舗の形を取り、第2期開発構想を抱えていた。
仙台市は2019年、ヨドバシ仙台第1ビルの計画地を再開発する都心再構築プロジェクトを始動。2020年には国から特定都市再生緊急整備地区の指定を受けたこともあり、ヨドバシホールディングスは新商業ビル建設を決断した。
ヨドバシホールディングスは仙台駅西口にオープンしているヤマダ電機と激しい家電商戦を繰り広げており、ヨドバシ仙台第1ビルの出現により駅前商戦で優位に立つ狙いがあるとみられる。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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